【S12シングル使用構築】催眠ネムループ【最高&最終レート2137】

うぃぃぃぃっす!どうも〜シーモアです!
S12お疲れ様でした!
この記事ではシングルレートS12の中盤〜後半にかけて主に使用していた構築について解説をしていきます。
S12は過去作産解禁により受けループは逆風だと言われてましたが、メイン&サブロム共に2100↑に乗せられ、自身の最高レートも更新することができたのでとても満足しています。
メインロムのTNはシーモア、サブロムのTNはユウナで潜っていました。対戦していただいた方々、ありがとうございました。
最終&最高レートは2137で初の2桁順位なので嬉しいです


それでは使用したパーティを紹介していきます

【個別解説】

ラッキー@しんかのきせき
地球投げ/タマゴ産み/小さくなる/みがわり
特性 自然回復 性格 臆病
努力値 0-0-252-0-4-252


いわゆるループする気ないポケモン
零度スイクンフシギバナ・身代わりクレセリアナットレイニンフィアオニゴーリ等の対策として採用、今季のラッキーは最速のみがちいラッキーを使っていました。Sに極振りする理由ですがこれはスイクンクレセリア等の微妙な素早さ調整を崩すためです。一撃技や補助技読みで上から身代わりを貼れれば試合を一気に有利に持っていくことが可能です。見ての通りの極端な技構成の為にゴーストには手も足も出ず、避けなければ物理相手に何もできずに起点になることを許してしまいます。運がよければガルーラ等の物理ポケモンに勝つことも可能ですがやはり不安定なのでリスクとケアを考えつつ戦わないと扱いは難しいポケモンだと感じました。普通のラッキーに比べDがかなり柔らかいので特殊相手に押し負けてしまうことも少なくはなかったです。

グライオン@どくどくだま
みがわり/まもる/地震/ハサミギロチン
特性 ポイズンヒール 性格 陽気
努力値 228-4-20-×-4-252


今季も最速グライオンを使っていました。最速にする理由としては受けルミラー意識、準速ガブを抜ける、最速でないメガサーナイトを上から殴れるなどのメリットがあります。Bは心許ないので数値で受けにいくというよりはTODを仕掛けて相手を詰ませていくポケモン。鉢巻龍には対面で上からみがまも展開を仕掛けられるのが強かったです。飛行技ではなくハサミギロチンという最強の運ゲー技を採用した理由は他のポケモン達でハッサムに何一つ有効打がないため。ガルーラボルトロスマンムーに弱いため選出する機会はあまり多くなかったです。めざ氷持ち襷ガルドが増えたことにより安直にガルドへの受け出しが難しくなったのも向かい風でした。

ヤドラン@ヤドランナイト
ねっとう/なまける/でんじは/てっぺき
特性 再生力 性格 図太い
努力値 244-×-156-4-100-4


Dに厚めのテンプレメガヤドランです。役割対象はバシャーモメガリザードンXパルシェン、鉢巻龍、ガルーラファイアローマンムー等の強力な物理アタッカーがメインになります。圧倒的な物理耐久に見えるかもしれませんがメガ前後出しでは鉢巻龍には勝てなかったり、ガルーラへの後出しでグロウパンチを詰まれると受からない等インフレしている火力環境について行けない感じはしました。また、HDアロー・鬼火バシャーモ・チョッキマンムー・印パルシェンといったような本来有利なはずのポケモンにも押し負けてしまうことも多かったのであまり過信は出来ないポケモンです。このような欠点はありますが、役割対象のポケモンを見たら基本は出していたので選出率は高めでした。

バンギラス@イバンのみ
かみくだく/イカサマ/おいうち/ねむる
特性 すなあらし 性格 慎重
努力値 252-44-4-×-204-4


S9以来ずっと愛用をしているイバン眠るバンギラスを今季も懲りずに使用をしていました。癖があるポケモンですが役割を安定して遂行してくれる仕事人。このポケモンについての使い方は別記事でまとめましたので良ければそちらをご覧ください。
【受けループ考察1】イバンバンギラスの色々 - シーモアのポケモン日記

ゲンガー@ゲンガナイト
たたりめ/ヘドロ爆弾/催眠術/みがわり
特性 ふゆう 性格 臆病
努力値 0-0-0-252-4-252


誰も幸せにならないポケモンである素催眠ゲンガーです。受けループには相性が悪い&運依存なので今迄このゲンガーを構築に入れることは少なかったと思います。しかし、実際に組み込んでみると受けループとの相性は悪くなかったです。このポケモンを採用した理由の1つ目にはモロバレルのキノコの胞子との相性の良さ、2つ目には素催眠ゲンガーであることが警戒されないので相手の催眠対策枠(主にスカガブなど)を構築単位で呼びにくい、3つ目には辛い並びに対しても催眠運ゲーで無理矢理の勝ち筋を見出すことができる(重要)誤魔化し枠として優秀などの理由があります。マリルリ+ゲンガーやヘラクロス入り等には積極的に選出をしていました。対ガルーラがあまり安定しなかったので不安に感じたら身代わりを道連れ等に変えても良いと思います。

モロバレル@くろいヘドロ
クリアスモッグ/ギガドレイン/イカサマ/キノコのほうし
特性 さいせいりょく 性格 図太い
努力値 156-×-204-×-148-×


この構築のMVPポケモンジャローダキノガッサギルガルド・水ロトム・メガギャラドスが主な役割対象。汎用性が高く、対面構築の殆どのポケモンの攻撃を1発は耐えて胞子を当てることができます。クリアスモッグやイカサマがあるので相手の起点を防ぎつつ攻撃できるのが非常に強く感じました。また、毒守以外のギルガルドなら後出しから安定して狩れるのでとても安心感はありました。持ち物を黒いヘドロにしたのには相手の確定数をズラす他に、トリック対策として相手に負担をかける優秀な道具だったので採用をしました。刺さる範囲が広いため選出率はトップクラスでしたが、シーズン終盤になるにつれて挑発ボルトロスや身代わり瞑想スイクンが増えたのでモロバレルで勝てず苦しい立ち回りを強いられることもありました。

【選出】
選出に関しては自分の中では特に決めてませんでした。ここでは多かった選出パターンを紹介します。
1.ラッキー+グライオン+ヤドラン
←一応の基本選出です。モロバレルやバンギを出す必要性が薄いときにはこの選出をしていました。
2.ヤドラン+モロバレル+@1
←とても多かった選出。ギルガルドを見たらほぼこの選出をしてました。再生力ループで相手を疲弊させます。@1ではこの2匹で不安なポケモンに対して役割が持てる子を連れていきます。
3.モロバレル+ゲンガー+@1
主にヘラクロスマリルリ入り等に対してはこの選出が多かったです。初手のバレルで胞子→グライでギロチン連打orゲンガーの起点にする動き等もできました。
【まとめ】
このパーティは受け回すというよりも、ギリギリの耐久ラインで戦うサイクルパに近かった印象があります。運ゲー&安定はやはり強く、中盤までの勝率は高かったです。しかし、後半の高レート帯になるにつれて挑発ボルトロスやノイクン等や噛み砕くガルーラなどの構築全体で厳しいポケモンが対面構築に採用されるようになり、選出がどうしても不安定になっていき負け越してしまいました。運要素が多く、安定性に欠ける為まだまだ改良の余地があると感じました。
S13では零度スイクンや投げガルといった受けループの天敵が消えて環境も大きく変わるでしょう。来シーズンでも受けループを中心とした様々な構築で潜っていきたいと思います。

長い記事でしたがここまで読んで頂いてありがとうございました!S12お疲れ様でした!