【S2シングル使用構築】毒殺HIDEループ【最高・最終レート2155 27位】

7世代環境になって初めてのポケモンの構築記事です。
今期使った構築は、ORAS時代に使っていたポケモン達を環境に適応できるように技を調整して、新メンバーであるドヒドイデを加え完成したパーティになります。
最終レートが2100を超えたので構築記事を書くことにしました。(S1など無かった)

メインロム TNシーモア
(最高 2140くらい 最終 1900くらい)
サブロム TNヒルネリア
(最高 2155 最終 2155)

構築紹介


(くらえっ!byなるほどくん)

まずはパーティのポケモンの詳細を1匹ずつ紹介していきます。


ラッキー@しんかのきせき
〜技構成〜
ちきゅうなげ、タマゴうみ、どくどく、まもる
〜性格〜
ずぶとい
努力値・実数値〜
333(60)-×-62(252)-×-150(196)-70

受けループに採用される一般的な特殊受けポケモン。物理攻撃も火力補正なしの等倍程度なら二発余裕を持って耐えることができます。そのため、物理相手にも強気に居座って毒毒を打つ場面が多かったです。
まもるをラッキーに搭載するのは珍しいと思うかもしれませんが、Zワザのダメージを抑える・毒のダメージを稼ぐ・相手のPPを枯らす・役割破壊技がないか様子を見る・各種フィールドのターン削り・飛び膝透かしなど、7世代における用途は幅広く汎用性の高い技であると思います。持っていて役立つ場面が多く非常に便利な技でした。


グライオン@どくどくだま
〜技構成〜
じしん、どくどく、みがわり、まもる
〜性格〜
ようき
努力値・実数値〜
179(228)-116(4)-148(20)-×-96(4)-161(252)

ORAS時代から使っている最速毒グライオン
ギルガルドランドロス、また浮いてない地面タイプが主な役割対象です。電気の一貫が切れる貴重なポケモン。7世代ではみがまもTODの戦法が狙えなくなったのが辛いですが、相手のPP枯らしを積極的に狙えるようになりました。ハッサムドヒドイデで見るのでギロチンは必要ないと判断しました。


エアームド@ゴツゴツメット
〜技構成〜
ドリルくちばし、はねやすめ、てっぺき、ちょうはつ
〜性格〜
わんぱく
努力値・実数値〜
172(252)-100-211(252)-×-90-91(4)

タイプは優秀なものの耐久値に甘えている余裕はないのでHBぶっぱです。身代わり持ち龍舞ボーマンダや宿り木ナットレイ、呪いみがわり持ちミミッキュに対して対面から勝つ為にちょうはつを採用しました。また、アイへでなくドリルくちばしにしたのは、構築単位で重いガッサや挑発ギャラへの遂行速度を上げる為です。


バンギラス@弱点保険
〜技構成〜
噛み砕く、おいうち、ストーンエッジれいとうパンチ
〜性格〜
しんちょう
努力値・実数値〜
207(252)-160(44)-131(4)-×-160(204)-82(4)

メガゲンガーの気合玉を耐えて、追い打ちでHSゲンガーを倒せるいつもの調整です。
このパーティの初見殺し地雷ポケモン
受けループにおけるバンギラスは耐久を下げにくい一方、火力が欲しい時もあり、どちらも両立できないかと考えた結果産まれたのがこのポケモンです。
本来不利対面であるようなポケモンも、一発耐えて弱点保険を発動し返り討ちにします。
(例えばジャローダバンギ対面でリーフストームを耐えて、本来一撃では落とせないれいとうパンチで倒します。)
シーズン終盤はゲンガーが増えてきたので選出率も上がりました。大体のテテフなら対面から勝てるのも強いです。晴れバナ展開やバトンエーフィへの回答。


ゲンガー@ゲンガナイト
〜技構成〜
祟り目、ヘドロばくだん、鬼火、ほろびのうた
〜性格〜
おくびょう
努力値・実数値〜
164(228)-×-80(0)-150(0)-98(28)-178(252)

HSベースの最速メガゲンガー
初手で鬼火を撒いて裏のポケモンの負担を減らす役割や、状態異常が入ったポケモンを祟り目で上から倒していくなどサポートとしてもアタッカーとしても優秀なポケモン。特にレヒレ入りに対しては積極的に選出をしていました。ほろびのうたはオニゴーリ入りへの唯一の対抗手段なので抜けなかったですが、他の技でも良いかもしれません。


ドヒドイデ@くろいヘドロ
〜技構成〜
ねっとう、どくどく、黒い霧、自己再生
〜性格〜
ずぶとい
努力値・実数値〜
157(252)-×-224(252)-73(0)-163(4)-55(0)

再生力という優秀な特性を持ち、BD共に高い耐久である優秀な受けポケモン。物理の不一致抜群程度では落ちません。サイクルを回してきそうな相手には積極的に選出をしていきます。(主にテッカグヤ入りなど)
このポケモンのおかげで、本来は重いハッサムフェローチェ入りにも余裕のある立ち回りをすることができました。

選出

特に決まった選出はなく、刺さっているポケモン3体を選んで選出をする必要があります。ここではよく選出する3体のパターンをいくつか紹介します。
どうしても選出択になり厳しい時は、ある程度相手の選出を決め打つことも必要になってきます。

・ラッキードヒドイデエアームド(基本選出)
→相手のパーティに対して、この3体で受け回すことが出来そうだと判断したらこの選出をします。「後手で受け回す」よりは「少しでも余裕があれば相手に毒を入れる」ことを心かげて立ち回りをしていました。

・ラッキーゲンガー@1(対レボルト、カプレヒレ選出)
→今期増えていた悪巧み霊獣ボルトロスに対しては受け出しで勝つことが厳しく、基本的にはゲンガーで上から処理をすることになります。霊獣ボルトロスはほぼ選出されるので、他の二匹を予想し@1を選出をしていました。

ドヒドイデゲンガー@1(対リザードンルカリオ選出)
→構築単位でリザードン入りが重いので、リザードンは立ち回りで工夫して倒すしかありません。ドヒドイデはYなら対面なら受けきれXでも起点阻止はできる為、どちらでも毒を入れる仕事はできます。後はゲンガーの祟り目で処理を
し、@1で勝てるような選出をします。


最後に

ORAS最終シーズン以来の久々に高レート帯での緊張感のある試合行うことができて楽しかったです!
今シーズンはサンムーンで初2000&2100を達成することができて非常に嬉しいシーズンでもあるのですが、2200を超えられなかったのが悔しいシーズンでもありました。
シーズン終盤では受けループに強いパーティが増えてきて勝ちにくくなってきたので、強い受け回しパーティを作る為には、並びを根本から見直さないといけないのかなと感じました。
TODが無くなり耐久vs耐久ではPP勝負が避けられなくなり、ターン数が長い試合が多く大変でした・・

今期レートで対戦していただいた皆様、ありがとうございました。またシーズン3でもよろしくお願いします!